藤戸寺(岡山県倉敷市) 源平藤戸合戦ゆかりの寺

藤戸界隈は1184年源平藤戸合戦が行われ、源氏の佐々木盛綱が先陣の
功で勝利し、源平の兵士・漁師(先陣の際、浅瀬を教えてくれた漁師を口封じ
の為殺害した)などの供養を大々的に藤戸寺で行ったと伝えられている。

京都醍醐寺三宝院の庭園にある名石<藤戸石>はこの漁師が殺された場所に
あった石といわれ、その後室町将軍・織田信長・秀吉によって
愛でられ、秀吉が三宝院庭園の造庭の時に運んで据えた石である。

1醍醐寺三宝院庭園(26-1230)三宝院.JPG
              醍醐寺三宝院庭園
               中央に藤戸石

2藤戸石(26-1020)三宝院.JPG
                 藤戸石

<全国のお寺一覧>

(1)寺名:藤戸寺(ふじとじ) 
(2)住所:岡山県倉敷市藤戸町藤戸57
(3)山号:補陀落山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開基:行基 (6)開創:735年頃 
(7)本尊:千手観音
(8)その他
1)源平藤戸合戦供養の寺
2)五重石塔:県指定文化財 1243年 源平藤戸合戦の供養塔といわれる
3)沙羅の木
4)山口誓子句碑:<いま刈田にて海渡る兵馬見ゆ>
5)訪問日:2008年9月9日


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                 参道

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                 本堂

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                 大師堂

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                五重石塔

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               山口誓子句碑


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