南宗寺(大阪府堺市) 千利休ゆかりの寺

南宗寺は河内飯盛城主の三好長慶が父元長の菩提を弔うために、1557年
大徳寺の大林宗套を開山に迎え現在の堺市宿院町付近に開創した。
1615年大阪夏の陣で堺市街ともども罹災し、当時の住職であった
沢庵宗彭によって現在地に移転再興され、江戸時代は堺の文人サロンと
して堺の文化興隆に貢献した堺の名刹である。

宿院で生まれた宗易(利休)は若年で茶の湯を学び、北向道陳や武野紹鴎
に指導うけながら、南宗寺の大林宗套のもとで禅の修行をし、宗易利休の
名を与えられている。
この時代の堺の茶人のほとんどが宗套のもとに参禅している。

<大阪府のお寺一覧>

(1)寺名:南宗寺(なんしゅうじ) 
(2)住所:大阪府堺市堺区南旅町東3-1-2
(3)山号:龍興山 (4)宗派:臨済宗大徳寺派
(5)開山:大林宗套 (6)開基:三好長慶 
(7)開創:1557年(8)中興:沢庵宗彭
(9)本尊:釈迦如来
(10)その他
1)主な伽藍
  仏殿:重文 1652年
  山門(甘露門):重文 1647年
  唐門:重文 1647年
  禅堂:1870年
  坐雲亭:1623年と伝える
  茶室実相庵:1963年再建 利休好みの茶室
2)方丈庭園:国指定名勝 枯山水 織部好み
3)墓所・供養塔
  徳川家康の墓と伝承される碑
  千家の供養塔
  武野紹鴎の供養塔
  三好一族の墓所
  津田宗及一門の供養塔
4)石造物
  六地蔵燈籠:武野紹鴎好み
  袈裟形手水鉢:利休好み
  
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               <重文>山門

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                境内案内図

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                 総門

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                 瓦塀

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                 参道

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                 禅堂

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               <重文>仏殿

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                仏殿天井絵

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               <重文>唐門

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                 坐雲亭

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                 方丈

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                方丈庭園

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                方丈庭園

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                茶室実相庵

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                袈裟形手水鉢

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                六地蔵石燈籠

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               千家一門供養塔

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               武野紹鴎供養塔

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                伝徳川家康墓

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                三好一族墓


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