久米田寺(大阪府岸和田市) 久米田池とだんじりのお寺

大阪府最大のため池といわれる久米田池(周囲2.6km)は
725~738年にわたって僧行基が指導し、近隣農民が築いたと
いわれている。
この久米田池の維持管理をするため738年行基によって開創された
隆池院が久米田寺の始まりと伝えられている。
室町時代には足利尊氏・直義が全国に設けた68ヶ寺安国寺の一つに
指定されている。
戦国時代には衰退したが、1674年再興されている。

岸和田だんじり祭の10月祭礼(9月祭礼がメイン)には13基の
だんじりが久米田池を築いた行基に感謝する意味で行基堂に集まり
(行基参り)、ここからだんじりが出発する。

<大阪府のお寺一覧>

(1)寺名:久米田寺(くめだでら) 
(2)住所:大阪府岸和田市池尻町934
(3)山号:龍臥山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開基:行基 (6)開創:738年 
(7)本尊:釈迦如来
(8)その他
1)主な伽藍
  金堂:1770年再建 府指定史跡
  開山堂(行基堂):1822年
  御影堂(大師堂):1824年 
  聖天堂:1854年
  観音堂:1803年
  大門:1706年
  多宝塔:2003年 高さ18m
2)行基参り:岸和田だんじり祭10月祭礼
3)主な重要文化財
  星曼荼羅(画):平安時代
  仁王会曼荼羅(画)
  久米田寺文書など
4)五輪石塔:鎌倉時代 聖武天皇などの供養塔と伝わる

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                 多宝塔

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                 大門

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                 金堂

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               行基堂(開山堂)

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               御影堂(大師堂)

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                 聖天堂

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                 観音堂

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                 精霊殿


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