百済寺(奈良県広陵町) <重文>三重塔

日本書紀に出てくる<639年百済川のほとりに九重塔を建つ>とあり、
聖徳太子が建てた熊凝精舎を移築し、百済大寺(大安寺の前身)と名付
けたお寺の跡が現在の百済寺と伝えられてきた。
しかし、1997年以降の発掘調査で桜井市の吉備池廃寺が百済大寺の
遺跡ではないかと推定されている。

現在の百済寺は春日若宮神社が管理し、<重文>三重塔と本堂が
残るのみの寂しいお寺であるが、鎌倉時代の三重塔はこの地域の
シンボルとなっている。

<奈良県のお寺一覧>

(1)寺名:百済寺(くだらじ) 
(2)住所:奈良県広陵町百済1168
(3)山号:なし (4)宗派:高野山真言宗
(5)開基:聖徳太子 (6)開創:639年 
(7)本尊:毘沙門天
(8)その他
1)三重塔:重文 鎌倉時代中期 高さ23m
2)本堂:大織冠と呼ばれ、談山神社の本殿を移築と伝わる

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              <重文>三重塔

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              <重文>三重塔

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                 本堂

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                 本堂


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