長講堂(京都市下京区) 後白河法皇ゆかりの寺

1183年後白河法皇の西洞院御所内に仙洞御所から移築された
長講堂は後白河法皇の持仏堂で、その後再三の火災で転々と移転し、
1578年豊臣秀吉の寺町整備に基づき現在地に落ち着いた。

長講堂に伝わる後白河法皇直筆の過去現在帳には平清盛、義経など
の名前以外にも、白拍子祇王・祇女などの名前も記されている。
法皇はこの長講堂を重んじ、所領を多く与え<長講堂領>とした。
1204年には法然上人が法皇13回忌法要を長講堂で営んでいる。

<法然上人足跡とゆかりの寺>

御影堂に安置されている<重文>後白河法皇坐像は江戸時代の
肖像彫刻の代表作といわれている。

<京都市下京区のお寺一覧>

(1)寺名:長講堂(ちょうこうどう) 
(2)住所:京都市下京区富小路通六条本塩竈町
(3)山号:なし (4)宗派:西山浄土宗
(5)開基:後白河法皇 (6)開創:1183年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)仏像など
  本尊阿弥陀三尊像:重文 1184年 院尊作
  後白河法皇坐像:重文 1658年 康治作
2)法皇忌:4月13日 公開(通常は非公開)
3)訪問日:2005年11月10日


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                 外観

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                 山門

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                 境内

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                 本堂

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                 御影堂


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