滝口寺(京都市右京区) 悲恋の物語

祇王寺の隣に建つ滝口寺は、法然上人の弟子・良鎮が創建した
往生院の子院・三宝寺が始まりで、明治時代の廃仏毀釈で廃寺
となるが、昭和時代に入って、滝口寺として再興されている。
滝口寺の寺名は、
 建礼門院に仕えていた侍女・横笛に、斎藤時頼(滝口入道)
 が恋したが、父親に反対され出家し、修行したと伝わる。
 その後、横笛が訪れるが、追い返される悲恋物語のお寺と
 して名付けられた。
また、鎌倉幕府倒幕の立役者新田義貞の首塚もあり、その妻・
勾当内侍が隠棲したとも伝わるお寺である。

<京都市右京区のお寺一覧>

(1)寺名:滝口寺(たきぐちでら)
(2)住所:京都市右京区嵯峨鳥居本亀山町10-4
(3)山号:小倉山 (4)宗派:浄土宗
(5)開山:良鎮 (6)開創:平安時代末期
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)訪問日:2005年10月12日

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                 表門

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               新田義貞首塚

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                 本堂

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              滝口入道・横笛木像

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               勾当内侍供養塔
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                平家供養塔

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