円隆寺(京都府舞鶴市) <重文>三体本尊

西舞鶴の愛宕山麓にある円隆寺は江戸時代大いに栄え、観光地としても
全国から参詣者が多く訪れたといわれている。
現在の舞鶴は赤レンガの街として観光地になっているが、舞鶴でも
最も古いレンガが残っているのも円隆寺である。
明治22年(1889年)に造られた大師堂参道の敷石がそのレンガである。
 
円隆寺の三体仏像(阿弥陀如来、釈迦如来、薬師如来)は11世紀の仏像で
三体一体で重要文化財に指定されている。
特に、中尊の阿弥陀如来座像は仏師定朝の作ではないかと伝えられ、
別名<丹後大仏>とも呼ばれている。

京都丹後のお寺

(1)寺名:円隆寺(えんりゅうじ) 
(2)住所:京都府舞鶴市引土72
(3)山号:慈恵山 (4)宗派:真言宗御室派
(5)開基:行基 (6)開創:720年頃 
(7)本尊:阿弥陀如来、釈迦如来、薬師如来
(8)その他
1)主な伽藍(府指定文化財)
  本堂:1786年  多宝塔:1751年 高さ15m
  鐘楼:1760年  総門:1753年  鎮守堂:1737年
2)重文仏像
  阿弥陀如来座像:11世紀 定朝様 像高227cm
  釈迦如来坐像:11世紀 153cm 
  薬師如来坐像:11世紀 156cm
  不動明王立像:藤原時代
  毘沙門天立像:鎌倉時代

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                 総門

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                 参道

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                 大師堂
        <手前の敷石レンガは舞鶴で最古のレンガ>

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                 本堂

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                 多宝塔

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                 多宝塔

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                 鐘楼

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                 鎮守堂


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