不退寺(奈良県奈良市) 在原業平ゆかりのお寺

845年在原業平は父阿保親王の霊を弔うため、住んでいた邸宅を
お寺にしたのが不退寺と伝えられている。
この邸宅は809年平城天皇が隠棲した<萱の御所>といわれている。

在原業平は、平城天皇の孫にあたり平安時代初期の貴族であると同時に
六歌仙の一人として、古今和歌集には30首が入っている。
伊勢物語の主人公とみなされている。
百人一首の歌
<ちはやぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くくるとは>

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(1)寺名:不退寺(ふたいじ)<別称:業平寺>
(2)住所:奈良県奈良市法蓮東垣内街517 
(3)山号:金龍山 (4)宗派:真言律宗 
(5)開基:在原業平(6)開創:845年 
(7)本尊:聖観音
(8)その他
1)主な伽藍など
  本堂:重文 南北朝時代
  南門:重文 1317年
  多宝塔下層:重文 鎌倉時代後期
  石棺:5世紀
  舎利厨子:重文 五輪塔形舎利容器は1952年盗難不明
2)重文仏像
  本尊聖観音立像:藤原時代 像高191cm 業平観音と呼ばれる
  五大明王像:藤原時代
3)隠れた紅葉の名所

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               <重文>南門

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                 境内

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               <重文>本堂

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              <重文>多宝塔下層

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               <重文>多宝塔

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               在原業平歌碑
     <ちはやぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くくるとは>

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                 石棺


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