大通寺<長浜御坊>(滋賀県長浜市) 真宗大谷派長浜別院

長浜は1573年羽柴秀吉が築城して以後、1615年廃城になるまで
城下町として栄えたが、長浜城がなくなった後は長浜御坊が大いに
栄えると同時に長浜は門前町として形成されていった。

現在の長浜市は<景観行政団体>として観光都市として多くの
観光客が訪れている。
その一角に、<長浜御坊表参道><長浜御坊>も位置し、大いに
観光都市長浜に貢献している。

大通寺は1602年、東西本願寺に分離の時教如上人によって開創
され、伏見桃山城や長浜城の遺構などが移され、桃山文化の遺産が
多く残っている。
浄土真宗のお寺で、桃山文化が色濃く残るのは京都西本願寺と
長浜大通寺であろう。

<滋賀県湖北地域のお寺一覧>

(1)寺名:大通寺(だいつうじ)<通称:長浜御坊> 
(2)住所:滋賀県長浜市元浜町32-9
(3)山号:無礙智山(むげちざん) (4)宗派:真宗大谷派長浜別院
(5)開基:教如上人 (6)開創:1602年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)主な伽藍
  本堂:重文 1657年 伏見桃山城の遺構
  広間:重文 江戸時代初期 伏見桃山城の遺構
  玄関:重文 1760年
  客殿含山軒:重文 江戸時代前期
  客殿蘭亭:重文 1755年
  山門:市指定文化財 1841年
  台所門:市指定文化財 長浜城の遺構
  新御座:市指定文化財 江戸時代中期
2)庭園
  含山軒庭園:名勝 枯山水庭園 江戸時代初期
  蘭亭庭園:名勝 池泉鑑賞式庭園 江戸時代中期
  学問所庭園:市指定名勝 枯山水
3)円山応挙、狩野山楽などの障壁画
4)銅鐘:県指定文化財 1363年
5)長浜御坊表参道:門前町として現在も繁栄
6)訪問日:2005年8月27日

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              長浜御坊表参道

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                 山門

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                 山門

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               <重文>本堂

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               <重文>本堂

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               <重文>玄関

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            <重文>広間(左)玄関(右)

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               <重文>広間

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               <重文>含山軒

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               <重文>蘭亭

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                 新御座

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                 台所門

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                 太鼓楼

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                含山軒庭園

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                蘭亭庭園

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              銅鐘(県指定文化財)


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