當麻寺(奈良県葛城市) 当麻曼荼羅と中将姫伝説
當麻寺はボタンの花で知られた名刹であるが、なんと言っても
<当麻曼荼羅>信仰と中将姫伝説である。
更に、東塔と西塔の三重塔が織りなす風景は抜群である。
左に東塔 右に西塔
左に東塔 右に西塔
東塔
西塔
<伝説>
藤原鎌足の子孫藤原豊成の娘中将姫が、継母に虐められ死の寸前まで
追い詰められたが、その難から逃れた後當麻寺で出家しひたすら極楽往生を
念じながら、五色の蓮糸で一夜にして織り上げたのが<当麻曼荼羅>である。
29歳の時、生身の阿弥陀如仏と二十五菩薩が現れ、姫は西方極楽浄土へと
旅立った。この伝説は浄瑠璃、歌舞伎などのテーマとなっている。
この伝説は13世紀頃から語られるようになったそうだ。
5月14日に行われる練供養はこの伝説にならっている。
<調査結果>
<当麻曼荼羅>は絹糸で織られており、織の技術から中国唐の時代に
作られたとする説が主流になっている。當麻寺には奈良時代末期から
平安時代初期に請来したのであろう。
<当麻曼荼羅>は<阿弥陀浄土変相図>という西方極楽浄土を描いたもので、
浄土三曼荼羅のひとつである。
當麻寺の国宝<当麻曼荼羅>は根本曼荼羅といわれ、当麻曼荼羅の基本と
なってその後写本が生まれていった。
<奈良県のお寺一覧>
(1)寺名:當麻寺(たいまでら)
(2)住所:奈良県葛城市當麻1263
(3)山号:二上山 (4)宗派:高野山真言宗、浄土宗
(5)開基:麻呂古王 (6)開創:612年
(7)本尊:当麻曼荼羅
(8)その他
1)本尊当麻曼荼羅:国宝 中国唐で作製 写本重文の<文亀本>が
現在本堂に掛けられている。
2)主な伽藍
本堂(曼荼羅堂):国宝 1161年
三重塔(東塔):国宝 奈良時代 寺建立年代に近い 高さ24m
三重塔(西塔):国宝 平安時代初期 高さ25m 東西二古塔は日本唯一
金堂:重文 1268年以前
講堂:重文 1303年
薬師堂:重文 1447年
3)その他文化財
当麻曼荼羅厨子:国宝 奈良時代末期~平安初期 高さ5m
塑像弥勒仏座像:国宝 奈良時代
梵鐘:国宝 白鳳時代
四天王立像:重文 奈良時代
石燈籠:重文 白鳳時代 日本最古
他に多数の文化財
4)練供養:5月14日
5)塔頭
奥院、中之坊、西南院、宗胤院など
6)新西国三十三ヵ所観音霊場第11番、関西花の寺21番など
7)訪問日:数回
参道
仁王門
仁王像
境内
鐘堂
梵鐘
左に東塔 右に西塔
境内
本堂
中将姫像
金堂
講堂
石燈籠
薬師堂
弘法大師堂
中之坊山門
西南院山門
奥院楼門
<当麻曼荼羅>信仰と中将姫伝説である。
更に、東塔と西塔の三重塔が織りなす風景は抜群である。
左に東塔 右に西塔
左に東塔 右に西塔
東塔
西塔
<伝説>
藤原鎌足の子孫藤原豊成の娘中将姫が、継母に虐められ死の寸前まで
追い詰められたが、その難から逃れた後當麻寺で出家しひたすら極楽往生を
念じながら、五色の蓮糸で一夜にして織り上げたのが<当麻曼荼羅>である。
29歳の時、生身の阿弥陀如仏と二十五菩薩が現れ、姫は西方極楽浄土へと
旅立った。この伝説は浄瑠璃、歌舞伎などのテーマとなっている。
この伝説は13世紀頃から語られるようになったそうだ。
5月14日に行われる練供養はこの伝説にならっている。
<調査結果>
<当麻曼荼羅>は絹糸で織られており、織の技術から中国唐の時代に
作られたとする説が主流になっている。當麻寺には奈良時代末期から
平安時代初期に請来したのであろう。
<当麻曼荼羅>は<阿弥陀浄土変相図>という西方極楽浄土を描いたもので、
浄土三曼荼羅のひとつである。
當麻寺の国宝<当麻曼荼羅>は根本曼荼羅といわれ、当麻曼荼羅の基本と
なってその後写本が生まれていった。
<奈良県のお寺一覧>
(1)寺名:當麻寺(たいまでら)
(2)住所:奈良県葛城市當麻1263
(3)山号:二上山 (4)宗派:高野山真言宗、浄土宗
(5)開基:麻呂古王 (6)開創:612年
(7)本尊:当麻曼荼羅
(8)その他
1)本尊当麻曼荼羅:国宝 中国唐で作製 写本重文の<文亀本>が
現在本堂に掛けられている。
2)主な伽藍
本堂(曼荼羅堂):国宝 1161年
三重塔(東塔):国宝 奈良時代 寺建立年代に近い 高さ24m
三重塔(西塔):国宝 平安時代初期 高さ25m 東西二古塔は日本唯一
金堂:重文 1268年以前
講堂:重文 1303年
薬師堂:重文 1447年
3)その他文化財
当麻曼荼羅厨子:国宝 奈良時代末期~平安初期 高さ5m
塑像弥勒仏座像:国宝 奈良時代
梵鐘:国宝 白鳳時代
四天王立像:重文 奈良時代
石燈籠:重文 白鳳時代 日本最古
他に多数の文化財
4)練供養:5月14日
5)塔頭
奥院、中之坊、西南院、宗胤院など
6)新西国三十三ヵ所観音霊場第11番、関西花の寺21番など
7)訪問日:数回
参道
仁王門
仁王像
境内
鐘堂
梵鐘
左に東塔 右に西塔
境内
本堂
中将姫像
金堂
講堂
石燈籠
薬師堂
弘法大師堂
中之坊山門
西南院山門
奥院楼門