大徳寺(京都市北区) 臨済宗大徳寺派大本山

大徳寺が世界遺産に登録されていない不思議はいつまで続くのか。
噂では<古都京都の文化財>に追加登録の動きもあるとか。
境内の電線地中化も進行中であるし、非公開の部分も多いのが
現状であるが、それも公開の動きがあるのか。
文化財の宝庫である大徳寺には是非登録に積極的な活動を
願ってやまない。

大徳寺は<茶ずら>と言われるほどに、茶の湯と関係が深く、
千利休の菩提寺も塔頭聚光院であり、現在も千家の菩提寺と
して続いている。
ちなみに、他のお寺の<づら>を挙げてみると
①大徳寺:茶ずら 茶の湯との深い関係
妙心寺:算盤すら 計算高い
東福寺:伽藍ずら 伽藍に凝る
南禅寺:武士ずら 武士階級との関係が深い
建仁寺:学問ずら 学才にすぐれた僧を輩出
相国寺:声明ずら 住職は声明がうまい
などと揶揄されている。

<京都のお寺総覧>

(1)寺名:大徳寺(だいとくじ)
(2)住所:京都市北区紫野大徳寺町53
(3)山号:龍宝山 (4)宗派:臨済宗大徳寺派大本山
(5)開山:宗峰妙超(大燈国師) (6)創建:1325年 
(7)本尊:釈迦牟尼
(8)その他
1)国宝伽藍
  方丈・玄関:1635年
  唐門:桃山時代 聚落第から移築
2)重文伽藍
  勅使門:桃山時代
  仏殿:1665年
  法堂:1636年
  三門:1589年
  浴室:1622年
  経蔵:1636年
  廊下:1635年頃
  寝堂:1630年
  侍真寮:室町時代後期
  鐘楼:1583年
  庫裡:1635年頃
  <拝観不可、撮影不可あり>
3)その他文化財
  観音猿鶴図:国宝 牧谿筆
  大燈国師像(画):国宝 1334年
  他に国宝2件
  大燈国師坐像:重文 南北朝時代
  方丈障壁画83面:重文 狩野探幽筆
  他に多数の重文
4)方丈庭園:特別名勝・史跡 枯山水庭園
5)訪問日:2007年1月25日など数回

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                 南門

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                 総門

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                 梶井門

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              <重文>勅使門

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               <重文>三門

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                 境内

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               <重文>仏殿

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               <重文>仏殿

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               <重文>法堂

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               <重文>法堂

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               <重文>浴室

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               <重文>寝堂

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                本坊表門

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               <重文>庫裡

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              <国宝>方丈の屋根


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