増上寺(東京都港区) 徳川将軍家の菩提寺

1590年に徳川家康が増上寺を徳川家の菩提寺にし、1598年に
現在の芝へ移転してきた。
江戸時代は徳川将軍の庇護のもと、大いに隆盛をみたが、明治時代に
なり、神仏分離令などによって境内の一部が公園となったり、1945年
の大空襲によりほとんどの伽藍が罹災し、境内の一部を西武グループに
売却して凌いでいる。

残った重要文化財の建物5件のうち3件が所沢の不動寺に移築され
(西武によって)保存されている。
また残りの2件はプリンスホテルによって管理されているのであろう。

東京のど真ん中に位置する増上寺の三門は、東京タワーとともに界隈の
シンボルとして君臨している。都会のお寺の典型として今後どうなっていくのか
見守りたい。

増上寺 桜風景

<東京都のお寺一覧>

(1)寺名:増上寺(ぞうじょうじ) 
(2)住所:東京都港区芝公園4-7-35
(3)山号:三縁山 (4)宗派:浄土宗大本山
(5)開基:酉誉聖聡上人 (6)開創:1393年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)重要文化財
  三門:1622年
  法然上人絵伝
  大蔵経宋版など
2)都指定文化財
  経蔵、本尊阿弥陀如来座像、釈迦三尊像、十六羅漢像など
3)旧蔵重要文化財で増上寺周囲にある建物(西武グループ)
  旧台徳院霊廟惣門:1632年
  有章院霊廟二天門:1717年
4)訪問日:2008年5月17日

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                  大門

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                <重文>三門

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                <重文>三門

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                修理中の大殿

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               増上寺を望む風景

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             <重文>旧台徳院霊廟惣門

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             <重文>旧台徳院霊廟惣門

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             <重文>有章院霊廟二天門

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             <重文>有章院霊廟二天門


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