正福寺(東京都東村山市) <国宝>地蔵堂

東京のお寺は、鉄筋コンクリートのお堂が多く、
木々も少ないお寺が多い中にあって、京都・奈良とは違った趣を
感じたし、現代社会におけるお寺を探索してみた。

東京大空襲により古い建造物はほとんどが被害を受けたが、
ここ東村山の地蔵堂は無事難を遁れた。
1407年建立の禅宗様(唐様)のお堂で、鎌倉の円覚寺舎利殿
とともに禅宗様を代表する建物である。
なお、東京都には赤坂迎賓館が国宝建造物で、2件ある。

正福寺地蔵堂が通称千体地蔵堂といわれているのは、多くの小さな
木造地蔵尊が堂内の天井に近い長押に置かれていることからである。
これらの地蔵尊は多くが1700年代前半に奉納されたものである。

街中にある正福寺の境内は自由に拝観でき、これぞ庶民の国宝と
いえるのではないだろうか。しっかり護っていきたいものだ。

<東京都のお寺一覧>

(1)寺名:正福寺(しょうふくじ) 
(2)住所:東京都東村山市野口町4-6-1
(3)山号:金剛山 (4)宗派:臨済宗建長寺派 
(5)開山:石渓心月 (6)開基:北条時宗 
(7)開創:1278年 (8)本尊:千手観音
(9)その他
1)地蔵堂(千体地蔵堂):国宝 1407年 禅宗様 柿葺
2)貞和の板碑:1349年 285cm
3)地蔵まつり:11月3日
4)訪問日:2008年5月19日

<国宝>地蔵堂をいろんな角度からみてみよう。

1地蔵堂(13-09)(00)<国宝>正福寺地蔵堂.JPG
                 地蔵堂

2(13-09)(00)<国宝>正福寺地蔵堂02.JPG

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                  山門

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                  本堂

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                 貞和の板碑


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