善峯寺(京都市西京区) 西国三十三所観音霊場第20番

善峯寺は1029年源算(恵心僧都の高弟)によって創建され、
1221年には道覚法親王が入山し、それ以降法親王が住職を
務め<西山宮門跡>といわれた。
応仁の乱(1267~77年)で堂宇は灰塵に帰して衰微した
が、江戸時代に5代将軍徳川綱吉の生母桂昌院によって、ほぼ
現在の伽藍に再興された。
京生まれの桂昌院はあちこちの寺院を再興し(特に京都には
多く残る)、仏教・文化に貢献した。
桂昌院の墓は増上寺にあるが、ここ善峯寺には遺髪塚があり、
境内の高所に<けいしょう殿>という東屋が設けられ、その
像が安置されている。
ここら眺める京都の展望はまさしく大パノラマであり、西山・
京都市街地・比叡山・東山・京都南部と180度の眺望が
心を癒してくれる。

<京都市西京区のお寺一覧>

<西国三十三所観音霊場>

(1)寺名:善峯寺(よしみねでら) 
(2)住所:京都市東山区西京区大原野小塩町1372
(3)山号:西山 (4)宗派:善峰観音宗(天台宗系)
(5)開山:源算 (6)開創:1029年 
(7)本尊:千手観音
(8)その他
1)西国三十三所観音霊場第20番札所
2)西山三山:善峯寺、光明寺(長岡京市)、楊谷寺(長岡京市)
3)主な伽藍
  多宝塔:重要文化財 1621年 高さ12m
  本堂:1692年
  護摩堂:1692年
  山門:1692年
  経堂:1705年
  開山堂:1692年
  釈迦堂:1885年
  奥の院薬師堂:1701年
  阿弥陀堂:1673年
4)主な景物
  遊龍の松:国指定天然記念物 樹齢600年 横に40m弱這う
        日本一の松といわれている
  しだれ桜(経堂横):樹齢300年 桂昌院手植え
  桂昌院遺髪塔:桂昌院は1705年に没する
  蓮華寿院の庭:池泉回遊式庭園 小川治兵衛作
  幸福地蔵:300年前の地蔵尊
  薬湯風呂
  四季折々の花木
5)その他文化財
  善峯寺参詣曼荼羅、三鈷寺参詣曼荼羅:府指定文化財 室町時代
6)訪問日:2005年4月19日

善峯寺 桜の風景

境内案内図の順路にそって歩いてみよう。

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                 境内

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                境内案内図

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                 本堂

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                 参道

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                 山門

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                 鐘楼

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                 護摩堂

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                 開山堂

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                幸福地蔵尊

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               桂昌院遺髪塔

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                 釈迦堂

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               けいしょう殿

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                桂昌院像

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               奥の院薬師堂

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               蓮華寿院の庭

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                阿弥陀堂

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                 多宝塔

(26-560)(00)善峰寺遊龍松2.bmp              遊龍の松

(26-560)(00)善峰寺遊龍松3.jpg
                遊龍の松


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