観智院(京都市南区) 東寺塔頭

観智院は東寺(教王護国寺)の北に位置する院家(塔頭)で、
それほど広くない境内に多様な宝物を擁するお寺である。
客殿は1605年北政所(秀吉の正室)の支援を受けて再建
された書院造りの典型的な建物で、国宝に指定されている。
観智院の宝物の中でも、貴重なものが<観智院金剛蔵聖教文書類>
といわれており、1万5千点にもおよび重要文化財に指定されている。
これは、南北朝・室町時代にかけて、開創者の杲宝・第二代賢宝などが
南都北嶺(奈良のお寺・延暦寺)の聖教類を書写・収集したものである。
<私には内容の理解はできないが>

それほど広くない境内の中に建物や庭がビッシリと旨く配置されているので、
総てのものが一同に拝観できる。

<京都市南区のお寺一覧>

(1)寺名:観智院(かんちいん)
(2)住所:京都市南区八条大宮西入ル九条町403
(3)山号:なし (4)宗派:東寺真言宗別格本山(東寺の塔頭)
(5)開基:杲宝 (6)開創:1359年 
(7)本尊:虚空蔵菩薩
(8)その他
1)主な伽藍
  客殿:国宝 1605年 再建 書院造り
  本堂:1600年代前半
  書院:1699年修築
  庫裡:1600年代後半
  茶室:2席
2)本尊五大虚空蔵菩薩像:重文 唐(9世紀)からの請来
3)観智院金剛蔵聖教:重文 1万5千点
4)観智院伝来文書転籍類:重文
5)十一面観音像(画):重文 鎌倉時代
6)庭園
  五大の庭:客殿前庭 石庭
  四方正面の庭:中庭 枯山水
7)客殿の鷲図・竹図:宮本武蔵の筆になると伝えられている。
8)訪問日:2007年1月31日

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                 遠景

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                 南大門

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                 西門

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                 庫裡

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                 客殿

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                 本堂

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                五大の庭

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               四方正面の庭

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                 書院

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                 手水鉢

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                 茶室

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                茶室坪庭


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