葛井寺(大阪府藤井寺市) 西国三十三所観音霊場第5番

葛井寺は西国三十三所観音霊場第5番札所として、また三観音のひとつ
<国宝>本尊千手観音坐像のあるお寺として全国的にも有名である。
<三観音:唐招提寺千手観音、三十三間堂千手観音、葛井寺千手観音>

7世紀に百済の帰化人葛井氏の氏寺として始まり、聖武天皇の発願で
行基が創建したと伝わる。境内から8世紀の古瓦が出土したことから
8世紀には創建されていたことが裏付けられているし、本尊千手観音も
奈良時代の代表的な仏像として確認されている。
また、薬師寺式伽藍配置で二つの塔が建っていた。

1510年の火災で堂塔伽藍は壊滅し、江戸時代になって現在の伽藍が
再興されたのであるが、ここでも<本尊は無事>であった。

<大阪府のお寺一覧>

<西国三十三所観音霊場>

(1)寺名:葛井寺(ふじいでら)
(2)住所:大阪府藤井寺市藤井寺1-16-21
(3)山号:紫雲山 (4)宗派:真言宗御室派 
(5)開基:行基(6)開創:725年 
(7)本尊:千手観音
(8)その他
1)西国三十三所観音霊場第5番 
2)本尊千手観音坐像:国宝 8世紀後半 脱活乾漆造り 像高144cm
            1041本の手を持つ珍しい千手観音 三観音 
            毎月18日公開
3)四脚門(西門):重要文化財 1601年建立
4)本堂:1776年  南大門:1796年
5)石燈籠・金銅宝塔:府指定文化財
6)聖観音立像、地蔵菩薩立像:市指定文化財
7)藤の季節は大賑わい
8)訪問日:2007年1月28日

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                 境内

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                 四脚門

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              南大門(境内から)

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                 本堂

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                弘法大師像

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                 大師堂



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