お寺の十三重石塔

十三重石塔の古いものが残っている どれぐらいかはなかなか調べられない
ご存知の方は教えてください
ある程度知られたものは資料がありますが

全国のお寺を廻っていて、石造多層塔を見つけると<これこれ>と
木造建造物に興味を示して始めたお寺巡りが、石造物へとひろがり、石仏へと
燈籠へ、五輪塔へ、宝篋印塔へ
庭園も好きだし際限無くひろがり、お寺を訪れると隅から隅まで探索することに
なっています。一ヶ寺で最低1時間を費やし、予定通り廻れないことが多々。
旅館・ホテルは予約なしで廻らざるを得ないが、困ったことは今のところは無し。

十三重石塔に話を戻そう。
現存する十三重石塔で最も古いのは円成寺(奈良県奈良市)のものかな?
平安後期といわれているが。
年代が判明するものでは、般若寺(奈良県奈良市)1253年建立と思われる。
最も高いものは浮島十三重石塔<橋寺放生院管理>(京都府宇治市)1286年建立
高さ約15mにもなる。

小さなお寺にあって、石塔が存在感を示しているのが法泉寺(京都府京田辺市)。
一対で建つ、私のお気に入りの白峯寺(香川県坂出市)。
平重衡を供養する安福寺(京都府木津川市)。
因みに重要文化財に指定された十三重石塔は12基

1)安養寺(滋賀県栗東市):鎌倉後期 約4m 欠損があり十重石塔になっている
2)東福寺(京都市東山区):1343年 
3)橋寺管理の浮島十三重石塔:1286年 約15m
4)岩船寺(京都府木津川市):1314年 約6m
5)笠置寺(京都府笠置町):鎌倉末期 
6)法泉寺(京都府京田辺市):1278年
7)延福寺(京都府亀岡市):1358年
8)般若寺(奈良県奈良市):1253年 約13m
9)覚恩寺(奈良県宇陀市):南北朝 4.2m
10)光明坊(広島県尾道市):1294年 約8m
11)白峯寺(香川県坂出市)2基:1278年、1324年 約6m

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                          般若寺

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                     浮島十三重石塔(橋寺)

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                      白峯寺(しろみねじ)

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                          光明坊

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                          安養寺

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                          東福寺

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                      岩船寺(がんせんじ)

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                      笠置寺(かさぎでら)

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                          法泉寺

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                          延福寺

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