明王院(広島県福山市) <国宝>本堂・五重塔

広島県福山市を流れる芦田川に面した愛宕山の麓にある明王院は、
弘法大師空海が807年開創した常福寺を前身とすると伝えられている。
芦田川の中州と周辺から発掘された<草戸千軒町遺跡>は明王院の
前にあり、草戸千軒町は鎌倉~室町時代に栄えた大集落・港町であり、
また常福寺の門前町であった。

江戸時代になり、福山初代藩主水野勝成が城下にあった圓光寺を常福寺に
移し合体して、明王院とした。
1620年の大洪水山崩れにより堂塔も荒れたが、福山2代・3代藩主が
改築・再建を行い大寺となり、中本山となっている。
江戸時代は福山藩の庇護を受けて大いに栄えた。

明治維新の神仏分離により、鎮守の草戸愛宕神社・草戸稲荷神社と
分離され(草戸愛宕神社は草戸稲荷神社に属して)、隣接する草戸稲荷神社は
数十万人の初詣客で賑わう神社となっている。

<全国のお寺総覧>


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              <国宝>五重塔

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               <国宝>本堂

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                参道入口

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                 山門
                          
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                 十王堂

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                 庫裡

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                 書院

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                 鐘楼

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                弘法大師像

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                 弁財天

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            石塔群(草戸千軒町遺跡出土)

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               愛宕神社本殿

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               草戸稲荷神社


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