福禅寺(広島県福山市鞆町) 対潮楼

鞆の浦は、万葉の時代から瀬戸内海交通の要衝で、万葉歌人の
大伴旅人が太宰府から帰る途次に、鞆の浦に立ち寄り歌を詠って
いるが、その歌碑<むろの木歌碑>が福禅寺にある。
大伴旅人の歌
<吾妹子が見し鞆の浦のむろの木はとこ世にあれど見しぞなき>

福禅寺は瀬戸内海に面して建ち、そこからの眺望は鞆の浦の代名詞
となっている。
開創は950年頃、空也上人によると伝えられるが、詳細は不詳で
ある。
江戸時代には客殿が建設され、朝鮮通信使の宿所として利用されて
いる。

<広島県のお寺一覧>

(1)寺名:福禅寺(ふくぜんじ)
(2)住所:広島県福山市鞆町鞆2 
(3)山号:海岸山 (4)宗派:真言宗大覚寺派
(5)開山:空也上人 (6)開創:950年頃 
(7)本尊:千手観音
(8)その他
1)朝鮮通信使遺跡 境内:国指定史跡
2)千手観音立像、地蔵菩薩半跏像、役行者像:市指定文化財
3)朝鮮通信使関係資料:市指定文化財
4)訪問日:2007年10月23日

1鞆町(34-0103)医王寺 (23)1.JPG
                 鞆の浦

2鞆の浦(34-0103)医王寺 (24)1.JPG
                 鞆の浦

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                福禅寺全景

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              福禅寺客殿(対潮楼)

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                福禅寺本堂

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               むろの木歌碑


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