小井口(おいぐち)地区にあって、こんもりとした小丘に
南北朝時代に築城されたと伝わる小井口城跡に建つのが
松林寺である。
松林寺は、1655年の開創と伝え、西大路藩(仁正寺藩)
の庇護を受けて栄えたといわれる。
現在の松林寺は、一般の民家風本堂が建つ小さなお寺であるが、
本尊不動明王像は藤原時代の造像で、日野町の文化財である…
西国三十三所観音霊場の写しで開創されたのが和歌山西国三十三ヶ所
霊場で、その1番が高松寺である。
高松寺は1612年、和歌山城内に開創された長福寺を始まりとし、
江戸時代中頃に現在地に移転し、高松寺となった。
その理由が、和歌山藩主徳川吉宗の孫の名前が長福丸であったことから
同名を嫌い、城外への移転になったとか。
高松寺…