安芸市街地北部の山麓に建つ浄貞寺は、文明年間(1469~
87年)に安芸元親が安芸氏の菩提寺として開創したと伝える。
安芸氏は、壬申の乱(672年)で敗れ、土佐に配流となった
蘇我赤兄の子孫といわれ、室町時代に抬頭した豪族で、1569年
長宗我部との戦いに敗れた安芸国虎が、浄貞寺で自害し、安芸氏
は滅んでいる。
安芸国虎…
萩生地区にあって、多宝塔形式の本堂が目立つ萩生寺は、
ダライ・ラマさんが訪れたことでも知られるお寺で、地元
では<南の坊>と呼ばれている。
本堂の姿や両面大師像、地下の西国霊場・四国霊場のお砂
踏みなど現代的な活動が目を引く。
一方、境外にある<泉大師>は四国霊場番外の霊場であり、
大師泉縄文遺跡などの歴史を語る面を持つ…